贅沢な食事

左は新潟産 右はバーゲン米(麦じゃありません)
左は新潟産 右はバーゲン米(麦じゃありません)

 ぼくの生活レベルの中で、今やりたい贅沢は、○○牛と名の付いたステーキを食べてみたいってくらい。○○牛ったって、10000円用意すればきっと食べれるし不可能ではないですよね。けど1食に10000円投資するのは、やや勇気がいるので機会を探っています。

 うーん贅沢。

 

 と思っている最中に、こんな事がありました。

 長野県に産まれた人なら、わりと簡単に新鮮なお米が入手できるので、全く気付いていませんでした。「食えりゃ何でもいいし、何食っても変わらない」と思っていた毎日のお米がどんだけうまいかって事に・・・。

 いつも、地元産や奥さんの実家からもらった新潟産(直送品の超ハイレベル)を食べていたのですが、先日そのお米が底をついた事に気付かず夕方に。あっと思っても時すでに遅し。うちにはお米が無い。って訳で、買ってきましたよ。ドラックストアのバーゲン米。とりあえずよかったよかったと、自慢の精米機+圧釜ジャーのハイスペック器で炊いてみましたところ・・・。現代の技術を用いたハイスペック器をあざ笑うかの様な惨劇。

 

 口に入れた瞬間広がる歯触りの悪さに、嫌な臭い。味覚は相当な寛容度があるぼくでも、これは効いた。早く言えば「マズい」

 食事も満足に摂れない世界の方を想えば、こんな事を言ってはいけないです。

 が、がです。あまりのマズさに涙が出そうな程になるんです。

 知りませんでした。お米ってこんなに味が違うんですね。味もそうですけど、致命的なのが、歯触り。粒の大きさの不揃い感。割れたのもあれば変に大きい粒。バラバラ。写真を見てもらえれば一目瞭然ですが、色も茶色い。

 これが8Kgもあります(涙)

 昔のお侍様が、お殿様におもてなしをする際に、1粒1粒揃ったお米を拾い上げたって言う話も納得です。

 

 いかにいいお米っておいしいのか、改めて実感!奥さん実家からいただいた新潟のお米は衝撃です。新潟のお米が無い時は、ちょっと奮発して、上伊那産の上級品を買っています。

 

 TPP問題で外国のお米が安価で入って農家の方が困るって言っていますが、ぼく、大丈夫だと思うんです。外国で本当にいいお米が出来れば別ですが、多分日本人はそうそう食べ続けれないと思います。最初こそ値段で飛びつくと思いますけど、どっかで本物のおいしさを知ったらみんな戻るんじゃないかな。ジャパンテクノロジーとスピリッツはそんな事じゃ崩れない!!

 農業も、工業も適当に手を抜いたものを作った所が消えるだけで、日本の極め細やかな技術や気持ちで作ったものは、日本人には伝わると思うのです。だから、生産者の努力にのみならず消費者も日本の優れた品質の製品をどんどん理解するべきですよね。

 本物を知ったらまやかしには戻らないぜっ!(^^)!

 

 んで、うちのお米ですが、上伊那の上級品と言ったって数万円するわけでもない、一般的なお米に比べて、10kg1000円から2000円高いくらいです。家族がたくさんの方は、また現実的な計算がいるかもしれませんが、半月~1ヶ月の食事を2000円弱の上乗せで毎回おいしくいただけるのであれば、こんなお手軽な贅沢はないと思うのです。

 値段だけじゃないとは思います。10000円の牛肉を1回食べるのも良し。でも自分に

口に合って毎日食べる「お米」に贅沢するのはもっと良しと思います。

 

 おいしく食事が出来ることは本当に幸せな事です。