眼は口ほどに物は言わない。

人々はあらゆる物事、対人、環境などに不満を持ちますが、その不満の大半は「こちらの考えを理解してもらえない。」とか、「話が違う」などと言ったコミュニケーションの破たんから生ずる他人との考え方の相違によって発生します。


そして、今までの経験の中で一番多く聞いてきた不満と言えば、

「●●さんって、なんで気づかないの?」

「今どきの新入社員は、あんなことやってた。信じられないよ。普通わかるよね」

「この位の事普通分かってると思ったら、全然分かってないの」


と言ったような、

「このくらいまでの情報を与えれば、その先は言わなくても分かるであろう」

「こちらの要求は、普通に考えれば言わなくても理解してくれるであろう」

「一般常識的に考えれば、わざわざ指摘しなくても普通は気づくものであろう」


のような、【であろう】の期待に反する事が起きると、大半の人は不満が爆発します。



集団に属していると必ずと言ってよい程発生する事なので、皆さんも思い当たる節はあると思います。

中には、敢えて少ない情報しか与えず、こちらが望むポイントに相手が気づくかどうか試すと言うような場面も少なからずあったりもします。


元々期待していない相手が、ある意味期待通りこちらの要求に応えられないと「ほら見ろ、あいつじゃやっぱりダメだった。」と優越感に浸って快感を得るイジワルな人もいる訳です。


そのような経験を繰り返す中で分かった事は、人間は言葉として考えを伝えなければやっぱり分からないと言う事です。


そんなこと当たり前だと言う事も、こんなことまで言う必要があるの?という事でもまずは言葉で伝える必要はあると思います。人間は思っている以上に立場の違いで他人の考えを察する能力は低下してしまうものだと感じます。


ボクも仕事柄、お客様から調子の悪いポイントが身体を「触っただけで見抜けるのであろう」と言う期待感に晒されます。がこの場で断言しておきます。

「他人の感じる感覚を、触っただけで全ては見抜けません!((+_+))」


んなもん分からんものは分からん・・・。絶対右の方が凝り固まっているのにお客様は左が辛いなんてのはザラです。急に乱暴な言いぐさです。でもそんなの分からんのが人体の神秘なのですよ。

逆に分かった様な顔をしている方がよっぽど危なっかしいインチキです。


先日、整体の仕事を始めて間もない方から、「どこが痛むのかが分からないんです」と相談を受けた訳で、結局そこには、「身体の状態を見抜く事が出来てスゴイ!」と思われたい願望からそんな質問が出たのだと思いましたので「分からんものは分からん。ちゃんと聞きましょ」と言っておきました。



とは言え、自分の思っている事を全部伝える訳にもいかない。または言える環境にないから我慢している事も大いにある訳で(対上司、対指導者などほとんどが目上の方に対する)、全て要求側も問題ではなく、聞き入れる側の、他人の考えを聞くセンスが問われるものです。

自分の考えに反する意見を部下に提案されたらどう受け止めるか、それ以前に、立場が下の者が意見できる環境が作れているのか、己の考え方だけに固執して他者に押し付けてはいないかなど、見直すポイントはたくさんあります。


この様な環境を整えないくせに、自分の思ったように動かない部下や選手の評価を下げると言うような行為があるとするならば、それは独裁者と同じ思考ですよね。

みなさん心を広く持って受け止め、しっかりと伝えましょうね。


とブログを打ちながら己の行動を反省し、もっと家族にやさしくしようと思います・・・。

「お前がな」と言われないように^_^;